秋 元 富 朝(あきもととみとも)

 富朝は、慶長15年(1610)秋元泰朝の嫡子として総社に生まれた。母は大河内秀綱女。
 慶長19年(1614)初めて家康に拝謁し、寛永11年(1634)従五位下、越中守に叙せられた。寛永19年(1642)父泰朝の没後家督を継いだ。富朝は谷村領内において諏訪森の植林事業を奨めるなど功績を残した。
 明暦3年(1657)谷村にて没し、泰安寺に葬られるが、のちに光巌寺に改葬された。享年48歳。室は有馬直純女。
【詳しく知りたい人】
都留市史 通史編 1996 都留市史編纂委員会
都留市史 資料編 古代・中世・近世1 1992 都留市史編纂委員会
谷村藩主秋元公三代と日光東照宮 1998 高取堅二