富士軌道会社(ふじきどうがいしゃ)

富士軌道会社(柳田橋乗降場) 都留・富士馬車鉄道会社は、合併を目的として、それぞれの経営区間の電化を計画して改軌と電化の認可を得て工事を実施し、大正10年7月両社が合併して社名を富士軌道会社とし、10月大月〜富士吉田間の運転を開始した。
 当時は、機関車と車輌2輌が普通で、大月から上吉田まで約2時間かかった。
 その後、昭和2年5月14日富士山麓電気鉄道株式会社が軌道会社の財産と経営権一切(60万円)を買収して営業を継承する一方、電気鉄道の建設に着手し、昭和4年6月19日、大月〜富士吉田間(23.6キロ)の高速電車線の営業が工費323万円をもって完成し運転が開始され、2時間余りの所要時間が50分に短縮された。
【詳しく知りたい人】
都留市史 資料編 近現代 1993 都留市史編纂委員会