藤 井 霞 郷(ふじいかきょう)

 明治31年6月27日東京芝区高輪町に生れ、徳太郎と命名された。
 小学校卒業後、川合玉堂の門下生となり絵を学び、大正11年24歳のとき初めて「下萌会」展覧会に出品してより一作毎にその進境を示し、大正13年26歳のとき、第5回帝国美術院展覧会に初入選して画家として認められ、毎年特選侯補として入選した。
 日支事変のころから妻の故郷小形山に住み、作画の傍ら農業にも従事した。
 小形山にて創作活動をつづけたが、昭和24年2月11日、51歳で没し富春寺に埋葬された。
 市内には、霞郷の多くの作品が残されている。
 平成11年9月、ミュージアム都留で企画展開催。