富士山麓電気鉄道(ふじさんろくでんきてつどう)

谷村横町駅(昭和初期、後都留市駅に改称) 大正15年9月18日、東京で創立総会が開催され、その第一歩を踏み出した。初代社長堀内良平が就任し、資本金500万円をもって富士山麓電気鉄道株式会社が設立された。昭和2年5月14日、富士電気鉄道株式会社の財産と経営権の一切(60万円)を買収し、営業を継承する一方、電気鉄道の建設に着手した。
 昭和3年7月3日、谷村駅予定地で起行式を挙行し、谷村〜禾生間の工事から始まった。
 昭和4年6月19日大月、富士吉田間(23.6キロ)の高速電車線が工費323万円をもって完成し、同23日に富士吉田駅構内で開通式が行なわれた。
 この開通により、従前2時間余りかかった所要時間が50分に短縮され、昭和の時代にふさわしい新電車が走りだした。昭和40年3月1日、谷村横町駅を都留市駅に改められた。
【詳しく知りたい人】
都留の今昔』 1978 都留市老人クラブ連合会
都留市史 資料編 近現代 1993 都留市史編纂委員会